金型の製作依頼を成功させるには|依頼方法・流れ・注意点をわかりやすく解説

金型製作依頼ガイド|依頼方法・流れ・中小企業庁ガイドラインに基づく注意点

製品の品質や量産の安定性は、金型の良し悪しで大きく変わります。

初めて金型の製作を依頼する場面では、

・どの情報を揃えて相談すればよいのか

・どのような流れで進むのか

・事前に注意すべき点は何か

といった不安が生じがちです。「相型マッチング」は、製造業の皆様が納期・コスト・品質のバランスを取りながら、最適なパートナーと出会えるよう支援しています。

本記事では、金型の製作依頼に必要な準備、依頼の方法や流れ、発注前に押さえておきたい注意点を整理し、スムーズな立ち上げにつながるポイントとして、わかりやすく解説します。

一般的な金型製作の依頼方法と事前準備

一般的な金型製作の依頼は、問い合わせ→ヒアリング→見積依頼→発注の順に進みます。初回はメールやWebフォーム、オンライン面談などで、図面・要件・希望納期を共有するとスムーズです。

見積依頼時に揃えておきたい情報

  • 製品情報:図面データ、材質、寸法精度、想定ロット/ショット数
  • 運用条件:使用環境、量産開始時期、希望リードタイム
  • 仕様の前提:試作用か量産用か、後工程(めっき・塗装 等)の有無
  • 相談事項:コスト・納期・品質の優先度、試作トライの希望回数

伝えておくと良い要望例

  • 目標とする外観・機能の品質基準
  • 生産性やメンテナンス性に関する希望(交換部品の取り外しやすさ 等)
  • 初回ロットの数量と将来の拡張計画

このように情報や要望を整理して提示すると、見積の精度が高まり、比較検討がしやすくなります。

金型製作依頼の基本的な流れ

金型製作依頼の基本的な流れ

金型の製作依頼は、相談から見積・設計・試作を経て納品へ進みます。ここでは各段階で確認すべき実務ポイントを簡潔に整理します。

1.相談・要件整理

金型メーカー様と目的・仕様・納期・優先度を確認します。必要に応じて製品形状の見直しや加工性の検討を行います。

2.見積・提案

構造案、想定工程、材料、トライ計画などの提案を受け、費用・納期・品質のバランスを評価します。複数案の比較検討が有効です。

3.設計・部品製作・組立

承認後に設計へ進み、各部品を加工・組立します。金型は多数の精密部品で構成されるため、工程ごとに検査を行いながら進めます。

4.トライ(試し打ち)・修正

プレス機で試作を行い、成形結果を測定・評価します。必要に応じて修正・再トライを実施し、量産条件を詰めます。

5.納品・立ち上げ

量産条件の確認後に納品となります。保守・保全の体制や交換部品の手当ても、量産前にすり合わせておくと安心です。

金型製作を依頼する際の注意点

金型製作を依頼する際の注意点

依頼後の手戻りやトラブルを避けるために、発注前から合意しておくべき項目を整理します。図面や公差などの仕様、トライと検査の進め方、知財や図面データの扱い、量産フェーズの保全方針まで、関係者間での認識合わせが重要です。加えて、中小企業庁のガイドラインに沿って取引条件を明確化すると、資金面・運用面のリスク低減につながります。

金型製作依頼の際の注意点

仕様の曖昧さを残さない

図面・公差・材料条件・外観基準を明確化し、優先度(納期・コスト・品質)も共有します。

トライ計画と検査方法を合意する

トライ回数・評価観点・判定基準・再トライ条件を事前に決めます。

知的財産・図面の取り扱いを確認する

金型の所有、図面やデータの扱いを契約で明確化し、社内ルールも整備します。

量産運用を見据えた保全計画

消耗部品の交換性、保全作業の容易さ、予備部品の扱いなど運用コスト要因を確認します。

中小企業庁ガイドラインに基づく依頼時のチェックポイント

「相型マッチング」では、取引の適正化に関する公的ガイドラインの考え方を尊重しています。金型の製作依頼にあたって、以下のポイントを事前に合意・書面化すると、後工程での手戻りやトラブルを抑えられます。

事前協議と書面化

対象型の特定(品名・材質・大きさ等)と合意事項を覚書に整理する。

代金の支払方法

製作工程に応じた分割や前払いの取扱いを明確化する。支払期日はできる限り短く設定し、納品(受領)から60日以内を基準に合意する。

不要型の廃棄・保管費用

不要型は廃棄を基本とし、保管が必要な場合は期間・条件・保管料の負担者(発注側負担の条項例あり)を定める。

所有権・引取り

型の所有権の帰属や、引取り要請時の費用・手続き(輸送・廃棄費用の扱い等)を明確にする。

図面・データの取り扱い

設計図・技術資料の提供範囲や対価の扱い、機密保持を整理する。

支払手段

長期サイトの手形等に依存しない条件設定を検討し、資金繰りへの影響を抑える。

契約条項や運用は、案件に応じて当事者間で合意する必要があります。

参考情報:中小企業庁「型取引の適正化に向けたガイドライン(概要)」PDF

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金型の製作依頼を成功させる鍵は、準備(情報整理)、流れの理解(相談〜トライ〜納品)、注意点の事前合意(仕様・知財・保全)です。量産運用までを見据えて、トライ計画や検査方法、保全計画を最初期から共有しておくと、手戻りやコスト増を抑えられます。

「相型マッチング」は、案件の仕様やご要望を丁寧に伺い、条件に適した金型メーカー様をご提案します。あわせて、部品加工・設備・材料・DXに関するご相談も一括で承ります。登録後は、ヒアリングから候補企業様の選定、面談調整まで速やかに進めます。まずは無料でご登録ください!

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